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2010年5月28日 (金)

普天間問題、迷走中。

普天間問題で政府が迷走しています。
各種メディアの報道も偏向的に過熱気味で、
そろそろ論点が分かりづらくなってきているので、いったん整理してみましょう。

そもそもなぜ「普天間移設」という話しになったのか。

それは「危険だから」。
これ以上の理由はないのです。
ニュース等でも検証されているように、小学校のすぐ上を戦闘機や旅客機、
ヘリが飛行する、そんな通常ではあり得ない状況にあるから。
実はこれは米国本土の「基地設置基準」においても「不可」となる環境なのです。

こんな危険な環境から早く脱する…
そんな流れで以前、自民党政府と米国は「辺野古移設」を決めたのです。

政権交代を賭けて民主党は選挙公約として「できれば国外、最低でも県外」ということを
掲げました。しかし今回の様々なやり取りでそれは叶いそうにない…ということなのです。

実はこの問題には大きな「陰」があります。
先日の全国知事会がまさに良い例でありましたが、
米軍基地の問題は、現在基地を有する地域と、そうでない地域との「意識格差」が
ハンパではないのですね。
ましてや、日本全体の国土面積の0.5~0.6%に過ぎない沖縄に、
米軍基地合計面積の75%が集中しているという現実。
他の地域は見て見ぬふりをしている、というのが正直なところなのです。

米軍基地問題は、日米安保も含む我が国としての安全保障問題。
簡単に教科書通りに行かないところではありますが、本来は国民全体の問題として、
もっと議論を重ね、皆が自分のこととして考えねばならないのです。


ちなみに…ですが、
今回問題になっている普天間飛行場の米軍は、
いったい「何軍」なのかご存知ですか?
陸軍?海軍?それとも空軍?

正解は…どれでもありません。
彼らは「海兵隊」といい、陸海空軍のどれにも当てはまらない独立した軍隊です。
では、彼らの仕事は何か。それは主に、いち早く「上陸作戦」を行ない、敵地にて米国旗を掲げる、ということ。

さてこの海兵隊。
沖縄に本当に必要なのでしょうか?
上陸作戦を行なう訓練、ジャングル戦の訓練が沖縄で必要なのでしょうか。
海兵隊が沖縄にいることは「仮想敵国」にとって「抑止力」となっているのでしょうか?

いろいろと議論はあるところですが、
結論としては…不要ではないのか。私はそう感じています。
あくまでも必要不必要のみの考え方ですが。
皆さんはどう思われますか?
そして皆さんの地域に「米軍基地」ができたら…って考えたことがありますか?


(社)日本青年会議所「世界に輝く日本」創造会議 議長
(社)塩釜青年会議所直前理事長
佐藤 知樹

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